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2006年11月23日木曜日

2006.11.23 指で四角く風景をとらえて 曽爾高原

一歩足を踏み入れる
程よい長さに刈り上げられた
黄金色の高原がある


しばらく立ち止まり
首が痛くなるほどの
パノラマに見入ってしまう
そして
指で四角く風景をとらえてみると
どの角度も描きたくなるほどの
胸の高鳴りを感じてしまう
フェンダー越しに
山の稜線と空色の青を見ていると
偶然、白線を流す747が
フレームに飛び込んできた
そんな風に橋じいとふたりで
風と格闘しながら感動激写してる間に
他のジイやノン姫は既に
高見の見物を決め込んでいた
おまたせ。アソコの
少しひらけた処でお昼にしましょう
ふたりが合流してしばしまったり
キャプテンスタッグのコンロでお湯が沸く間
そこから裏手の山々の情景を楽しんだ

ここ大和はどこからも山の存在を感じる
それはまるで母の胸に抱かれた
乳飲み子のように生活するということ
そんな幸せな時を今日も過ごした
帰り際入り口のさっきのおばちゃんに
声をかけた
ホンマ今日はいっぱいで笑いが止まらんやろ 
すかさず返された
うちらはなんもかわらんよ
そう 彼女は雇われてるだけ
彼女にとっては
ただ忙しいだけの週末なのだから
(指で四角く風景をとらえて@曽爾高原) ♯8

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